今回のご依頼者:

駐車場オーナー様

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ご相談内容:

繁華街の大型駐車場の監視および防犯対策

施設タイプ 車が頻繁に出入りする繁華街の大型駐車場
お困りごと 駐車場内での接触事故、設備破損、精算機を2、3度壊され現金盗難
ご要望 万全な体制で被害が出ないようにしたい
重要点 常に正常な機器の状態を保つ
駐車場内の接触(当て逃げ)、ゲートポールの損傷、精算機からのお金の盗難が発生した。

なるべくカメラがついていることを強調してほしい。次に入出庫口の 車Noがしっかり取れるようにしてほしい。
敷地内の死角が出来ないようにおねがいしたい。
問題発生時、すぐプリントできるようにしてほしい。
精算機のコイン投入口がしっかり映るようにしてほしい。

対策:

敷地内を何度も調査、逆光や頻繁に止まるスペースの確認、ズームレンズの選定、デジタルレコーダー の分離等を考え、ご提案しました。(また管理小屋にエアコンを設置し、真夏でも常温27度で設定)

ポール取り付けハウジングカメラ
時間割駐車スペース
月極め駐車スペース

施工

死角をカバー、固定焦点設定、オートフォーカスで、しっかりと車番を捕らえる

高所につけるカメラは広角レンズ設置で死角が出ないようにし、車のNoと、発券口は、固定焦点設定。出庫口は、オートフォーカスレンズ と固定焦点でしっかりと車番を捕らえることにしました。カメラは8台となり、録画機は4ch用を2台、モニター2台、ビデオプリンター1台の構成となりました。

カメラ取付の高さは2.8.m~6mの高さで手が届かないようにしています

オーナー様の要望で、架空でケーブルを飛ばさないようにしてほしい とのことでしたので、
地中埋設工事、鉄管工事300m、7mポールの建柱3本が 主な施工となっています。施工日 2001年3月

定期メンテナンス:

2ヶ月に1度の清掃点検を年6回実施しています

広い敷地内の死角をどのようにカバーするか、また、車体番号を明確に記録するために考えました。

1. 屋内のチリホコリのクリーニング、レコーダーのファン清掃
2. カメラレンズクリーニング
3. コネクター部分の接点確認
4. レコーダー2台の時間補正(ジャスト設定)
5. 最後に点検表に所見記入

今回のポイント:

1.敷地内の状況が即座にわかるための工夫

敷地内の障害にならない場所に、7mのポールを3箇所建てて、地上6mにカメラを設置。 カメラには広角レンズをつけ、広域をカバー

2.入出車の車体番号の明確な撮影

入庫時は、正面から記録、出庫時は車体後部を記録のためズームレンズにて画角の調整を撮影しました。

3.録画機、モニター等の機器管理

常時記録されている映像データは、重要書類と同じ扱いにて管理する必要があります。また録画機は、ホコリの多い場所や高温多湿な場所に設置すると故障の原因になります。この施設では管理小屋を設置したため、常に快適な環境を保つことができるようにしています。

※定期的なメンテナンス、管理環境により、現在まで機器のトラブルは発生しておりません。